Freelance consultant interview “キャリア”と“働き方”~ 業務コンサルタント 筋野善行さん ~
2023.09.14

本記事のサマリ

ProConnectに登録いただいているフリーランスコンサルタントの方に“キャリア”と“理想の働き方”についてインタビューさせていただいた内容をご紹介いたします。6人目のゲストは、業務コンサルタント筋野善行さん! 業務コンサルタントとしてのキャリア形成から、将来のビジョンまでのお話を伺いました。

キャリアについて

Q:経歴について教えてください
A:会計大学院修了後、管理会計のERPのベンダーに就職しました。その後、外資系総合コンサルファーム(CFO向けアドバイザリー部門)を経て、昨年独立しました。今年の1月に法人成りの形で会社を設立し、今に至ります。
会計領域の支援を得意としており、決算早期化、経理決算業務改善 管理会計高度化 IFRS導入、会計領域PMIなどのプロジェクト支援経験があります。 

Q:コンサルタントになった理由、きっかけは?
A:就職活動の際に、様々なクライアントのプロジェクトに関われる存在であることを知ったことがきっかけです。
 学生時代に会計を専攻してきたことから、会計領域に関わる職業に就きたいと思うようになりましたが、会計絡みの仕事では、コンサルタント以外にも会計士や税理士、会社内の経理担当、財務担当など様々な職業があります。
そのような職業を調べる中で、様々なクライアントと関わりながら業務変革が出来る存在であることに憧れを感じるようになり、コンサルタントを志すようになりました。
 
Q:コンサルタントとして独立、会社を設立した経緯、ターニングポイントは?
A:独立を意識するようになったのは、新卒で入った会社の影響が大きかったと思います。
新卒で入社した会社は、いわゆるベンチャー企業だったため、創業者の方が身近にいる環境でした。創業者の働き方や言動に触れていく中で、いつか自分も起業したいと思うようになりました。
コンサルファームで4年過ごしたタイミングで、次のチャレンジとして独立+会社創業を決意しました。
 
Q:現在はどんな案件に参画されていますか?
A:現在は、メーカーの経理業務改革のプロジェクトに参画しています。
プロジェクトとして複数の分科会が立ち上がっていますが、そのうちの複数個の分科会のリードの役割を担わせて頂いております。
 
Q:案件継続の秘訣はありますか?
A:現在参画している案件は23年8月現在で1年が経過しました。
比較的上流のフェーズから案件に入ることができたということも要素としては大きいと思いますが、クライアントの方が気軽に相談していただけるような雰囲気を作ることを心がけています。
例えば、昨今はリモートワークを好む方も多くいらっしゃるかと思いますが、自らの希望で常駐をするようにしています。そうした方が、クライアントの方が気軽に話かけて頂きやすいと思います。
  
Q:キャリア形成の秘訣は?
A:「自分はどのようになりたいか」を考え、その姿になるためには何が足りないのか考えて行動することだと思います。
例えば、コンサルファームに転職をした際は、その転職の要件を調べ、どのような業務経験や知識が必要なのかを理解し、必要なスキルを身につけるようにしていました。
平日は22時頃までオフィスで仕事をするような仕事環境でしたが、電車移動や週末などの隙間時間は極力勉強時間に充てて、コンサルファームでの業務を遂行する上で不足する知識をインプットするようにしていました。
 
Q:得意領域について、得意領域の広げ方は?
A:目の前の仕事に全力で取り組むことだと思います。
プロジェクトは、テーマとしては似通っているものはあったとしても、全てが同じ内容の案件はありません。20%-30%程度の内容は未経験の内容になることが多いと考えています。
70%~80%は自分の経験から乗り切れることが出来たとしても、残りの未経験部分は必ず調べたりしながら乗り切る必要が出てきます。
その部分を、次は調べたりせずとも乗り切れられるようにすれば、自然と得意領域は広がっていくと思います。
 

働き方について

Q:ご自身の描く理想の働き方はありますか?
A:コンサルタントでありながら、会社の代表を務めている立場でもあるので、まず1つ目にコンサルタントとしてクライアントにより高い価値を感じて貰うこと。2つ目に会社の規模や知名度を大きくしていくこと。この2つの事を両立することが理想です。
 
Q:将来のビジョンはありますか?
A:現在は会社も私1人のみですが、やはり仲間が欲しいと考えています。
例えば、案件で追加のテーマが出てきたとしても、量が多すぎれば全てを自分で受けきることができません。
100%の稼働率を150%にするのは物理的には出来たとしても、300%や400%にさせるのは不可能なので、その様な状況であったときにでもクライアントにサービスを提供できる組織にしていきたいと考えています。
 

最後に

今回お話を伺い、とても誠実なお人柄であるという印象を受けたと同時に、ご自身の目標にたいしての行動力に対しては、とてもエネルギッシュに邁進されていて、静の佇まいの中に、内からにじみ出るパッションを感じました。
将来のビジョンについても語っていただきましたが、これからもご自身の描く理想を着実に達成されていくお姿が想像できます。
お忙しい中、インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。

WorkXオフィスに併設のフリースペースにて
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