2023年10月1日導入開始と差し迫っているインボイス制度。
制度開始前に対応しないと取引先クライアントに迷惑をかけてしまうケースもございます。
一方で、フリーランス・個人事業主の方々にとって特に重要な話にも関わらず、結局フリーランスは何をすればいいのかをわかりやすく書いているサイトはあまり見受けられません。
そこで、4000人以上のフリーランスコンサルタントを抱えるエージェント『ProConnect』が、当事者としてフリーランスのインボイス対応をまとめました。
やることリストのほか、企業側のインボイス制度対応プロジェクトも担当しているからこそまとめられる内情や他のフリーランスの対応状況なども記載した資料もダウンロード可能です。
下記フォームよりぜひダウンロードください。
インボイス発行事業者になるための3STEP
まずは、インボイス発行事業者になるために必要な手続きについてご説明します。
- 登録申請の準備
- インボイス発行事業者に登録するためには、必要な書類や情報の準備が必要です。具体的には、法人の場合は法人登記簿謄本や住民票など、個人事業主の場合は居住地の住民票や事業に関する書類が求められます。
- 登録申請
- 準備が整ったら、国税庁に登録申請を行います。申請書類や手数料の提出が必要なので、事前に確認しておくことが重要です。
- 登録番号受領
- 登録申請が承認されると、国税庁から登録番号が発行されます。この番号は請求書作成時に必要となるので、大切に管理しておきましょう。
- 登録番号を受領したら、正確な請求書を作成することができます。必要に応じて、取引先に対してインボイスの発行を通知することも大切です。
1,2の登録申請の作業自体は、各種情報入力をして国税庁に送るのみのため、意外と簡単に終わります。
ただし、申請してから登録番号通知までがリードタイムが長く、~3ヶ月かかるケースもございます。
登録申請の仕方~簡単マニュアル付き~
インボイス発行事業者になるための申請方法には、「e-Tax」と「紙」の2つがあります。それぞれの評価を見てみましょう。
結論、2023年9月時点から制度開始に間に合う可能性が比較的高いe-Taxでの電子申請を推奨します。
国税庁の案内には申請~登録通知までの目安は約1か月半と記載されています。
実際に申請したフリーランスに聞いてみると、3週間ほどで届くという声が多いですが、10月に間に合わせるにはどちらにせよ早めの対応が必要です。
9/30までに申請すれば、10/1~登録事業者として認められますが、取引先側でのインボイス修正対応などが発生する可能性もあるため、早めに対応しましょう。
・e-Taxの方法について
電子申請は、インターネットを通じて申請書類を提出する方法です。スムーズかつ迅速な手続きが可能であり、多くの利用者に選ばれています。
・紙の方法について
紙の方法は、申請書類を郵送で提出する形式です。手間がかかる上に時間もかかるため、迅速な対応が求められる方には不向きと言えます。
それぞれの方法の対応マニュアル、フリーランスに関わるインボイス解説資料は下記よりダウンロードできます。
インボイス制度対応の必要性・やらないとどうなる?
そもそも、インボイス対応=インボイス発行事業者になる必要はあるのでしょうか?
・対応する場合(課税事業者になる)
インボイス制度に対応することで、取引の透明性が向上し、正確な取引実績を記録することができます。また、税務上のトラブルを未然に防ぐことも可能です。
免税事業者から新たに課税事業者になった事業者向けに、「2割特例」という税負担軽減措置も用意されています。
・対応しない場合(免税事業者のままでいる)
一方、インボイス制度に対応しない場合、取引先との信頼関係が損なわれる可能性があります。また、適切な税金の申告が難しくなるなど、ビジネスの継続性にも影響を与えることが考えられます。
免税事業者のままでいることも可能ですが、活動の幅が狭まったり、消費税分の値下げを求められたりするリスクもございますため、それを踏まえ慎重にインボイス発行事業者に登録するか検討しましょう。
以上のように、フリーランスの方々にとってインボイス対応は重要な課題であり、早期の対応が求められます。
営業活動や取引上の信頼性向上にもつながるため、インボイス発行事業者となるための手続きや申請方法を適切に選択し、迅速かつスムーズに対応していきましょう。
さいごに
フリーランスに関わるインボイス対応について、重要なポイントのみピックアップして解説いたしました。
記事の内容を図解や、実際の申請方法のマニュアルを記載した資料を無料配布しておりますため、ぜひ以下のリンクよりダウンロードいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。