フリーコンサルタントへの独立方法とキャリアステップ論 “将来的なキャリア形成の考え方”について”_04
2023.03.13

本記事のサマリ

今回は、昨年開催させていただきましたイベント“フリーコンサルタントへの独立方法とキャリアステップ論”の内容について連載で公開させていただきます。第4回目は“将来的なキャリア形成の考え方”について、当日登壇いただいたYoutubeチャンネルニックとまるたろうのフリーランスTVでおなじみのまる氏と弊社代表東野の対談内容をご紹介させていただきます。

プロフィール


YouTube“ニックとまるたろうのフリーランスTV” まる氏
大学卒業後、大手SIer、日系コンサルティングファーム、監査法人系のコンサルティングファームを経て独立。
現在は某事業会社のDX推進プロジェクトにフリーのITコンサルタントとして参画しつつ、自身の経験を基にSNSでIT人材のキャリアについて発信中。2020年にYouTubeチャンネル”ニックとまるたろうのフリーランスTV”を立ち上げる。

イーストフィールズ株式会社 代表 東野智晴氏
2009年に大学院卒業後、東京海上日動火災保険株式会社に入社し、IFRS対応プロジェクトに従事。その後、2013年に株式会社ベイカレント・コンサルティングに入社し、マーケティング・セールス領域の改善を中心に支援。データサイエンティストとして社内研修の講師も務める。5年連続で目標未達だった部門を目標達成に導くなど、データ分析や調査から実行まで一気通貫で支援し、成果を出すことに強みを持つ。2018年10月にイーストフィールズ株式会社を設立。


Q:“将来的なキャリア形成の考え方”


まる氏:自分自身としては考えてないですね。なぜ考えていないかというと、先の事を考えても分からないからです。今年35歳で約2年前に独立しているが、社会人当初に独立したい思いはあったが、どのようなステップで独立するかはイメージ出来おらず、ただ収入を上げたい!という思いはありました。20代から30代前半にやりたい事をやって、転職したりして、独立できるな!と気づいて独立しました。40、50代どうなるか考えても意味がないし、その時にやりたい事や、やれる事、求められる事をやって、積み重ねていったら40代、50代の時に別の事をしているかも知れないですしね。

東野氏:私も同じですね。ビジネスをやるのは社会人の頃から決めていました。決めていたのはそれだけで、ファーストキャリアとして東京海上日動にITの採用で入社しました。ITのスペック採用というのがあり、ITの役員になる専門コースで入社という道もありましたが興味ありませんでした。なぜITだったかというと、Slarとかシステムエンジニアはイメージが悪かったが、これで世界を変えるだろう!と思っていました。将来、自分でビジネスをやるなら、ITの知識がないと難しいだろうと思っていたので、まずはITを勉強しようと東京海上に入社しました。次のキャリアとして、ベイカレを選んだのも、ベンチャー企業で勢いがあり、コンサルとしてビジネスに近いところで学べるので、役に立つかなと思い選びました。逆算して行動するというよりは、とりあえずこっちに進んでおけば将来、選択肢は増えるだろうというキャリアの考え方でした。
スティーブ・ジョブズの“Connecting the dots”の様に、自分のキャリアは設計されたものではなく、置いた点が後で繋がることが多く、会社を立ち上げてから色々なご縁があるのも、その前に全力でやって評価頂いたことや、結果を出してきた事が今の自分を作っている。つまり、その時々で結果を出して評価されていくことが、将来の自分の可能性や価値を高め、一番キャリアを安定させる方法ではないかと思います。

まる氏:考えている人っているんですかね?

東野氏:いらっしゃいますよ。将来的にここに行きたいから、こういう風な道を辿っているし、フリーランスになる方も、こういう事をやりたいからと設計される方はいます。
どっちも正解だと思っています。スポーツ選手みたいに、ある程度道が見えているものなら可能かと思いますが、環境とゲームルールが変わる中では、私は選択肢を広げた方が汎用的かと思います。

【質問】
案件で年齢制限がある、もしくは何歳以降になると案件が少なくなるなどの傾向があれば
教えてください。自分は今年30歳になりますが、お二人と同じような考え方に近く、5年後に何をしたいかは特になく、今後フリーランス生活をどこまで続けられるか考えた時に年齢が障壁になりかねないなと思っています。

東野氏:事前にアンケートで頂いた質問でも「60歳以降のフリーランスの案件の可能性について」という質問を頂きました。こちらにも答えるかたちで返答いたします。
60歳以降とありますが、フリーランスコンサルであることが前提になるが、1つ壁があるのが45歳だと思っています。45歳を過ぎると案件が絞られてきます。1つの崖があると自分なりに思っているのは、発注する側の年齢が部長クラスだと40代が多く、担当者クラスのレイヤー上層部部の人現場クラスも、ほとんどが40代です。そこが限界で、それ以上に年上だと頼みづらいとか精神的な壁があるのではないかと思います。
あとは、アウトプットを出すのに若い人が好まれる傾向があり、60歳以降のフリーランスの可能性は現時点では低いです。
60歳の方がバリバリやっているのは稀だと思います。フリーランスをやっている方が60歳になって今も続けている人は少ないですね。
元々母数が少ないと思いますし、まだ世の中が見てない世界だと思います。
ただ、例えば60歳以降の正社員の可能性を知りたいという質問だったとしても、答えはないかと思います。なぜなら、世の中も変わっていくし、求められるものも変わっていくからです。

【質問】
自分は45歳の壁をちょうど飛び越えたばかりです。そもそも案件がなくやめたほうがいいという事でしたら、ぜひ正直に教えていただけると嬉しいです。

東野氏:案件の数でいうと減るのは事実です。しかし条件を噛ませれば、可能性は広がりますので、スキルがある人なら仕事で困らないと思います。たくさんのフリーランスの方を見ていて、スキルがない人が困っている印象を受けます。45歳だから絶対無理なのではなくて、ある程度のフィルターが掛かっている感じです。

【質問】
年齢が高いから頼みづらい心理的障壁なら、中に入ってしまえばなんとかなるのではないかとも感じます。フットワークが良く手さえ動かせたらいいのではとも思います。

東野氏:そうですね。ただ45歳以上のフリーランスの方がすごく仕事を探しているイメージはありません。

EFスタッフ:もう既に繋がりがある方が多いですね。

東野氏:そうですね。案件はないが人が余っている訳ではない。

EFスタッフ:一番母数が多いのは20〜30代ですが、45歳でいきなり仕事が無い人はそんなに多くないです。

東野氏:45歳になったから、いきなりアベーラブルで人が余っているという現状はないですね。

まる氏:イーストフィールズさんではサービス対象外かもしれませんが、最近は顧問のマッチングサービスがあると聞きました。顧問と企業を繋げるような40、50代は顧問業をしているのかもと思いました。もし何かご存知であれば教えて頂きたいです。

東野氏:アドバイザーに寄っていくのは確かですね。自分の友人がやっている「i-common(アイコモン)」というマッチング会社では登録者は45歳以上50歳以上がメインで、企業を引退してセカンドキャリアとしてフリーランスとして働いていくという道ですと顧問のほうがニーズがあるのは事実ですね。

まる氏:キャリアの考え方にも通ずると思うが、年齢に合った仕事はあるので、その年代の新しい仕事ができるだろうと思っていて不安視していないですね。将来は同じ仕事はしてないかもしれないですしね。

東野氏:確かに。同じ仕事をしていない可能性が高いですよね。

対談動画はこちら ⬇

https://youtu.be/luSE66DHnTg